定例モーニングセミナー かかりつけ医の認知症診療
平成30年1月16日 全員参加!定例モーニングセミナーはかかりつけ医の認知症診療、コウノメソッドを踏まえた私見と題して副院長が行いました。急増する認知症患者さんとどう向き合うか。すべての患者さんに高額医療機器で診断できるわけではない中、臨床診断のコツ、薬のさじ加減の考え方について学びました。記憶障害の程度のみにフォーカスせずに、周辺症状の陰陽をY軸、運動機能をX軸、意識障害の程度をZ軸に見立て、それぞれの薬剤がどのような方向に状態を変化させやすいかを、視覚的に捉えることで、複雑な認知症診療をシンプルに捉えらやすくなります。レビー小体病は中でも、コントロールが難しく、薬剤に過敏に反応します。軽度の意識障害が被っており、薬剤により覚醒度を上げることで、格段に状態が良くなることがあります。非常に興味深い病態です。