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中秋の名月


世の中の移り変わりを考えながら、病院の屋上から見ていた。中秋の名月の美しさは少なくとも私が生きてきた今日までの人生の中では変わることはなかったが、人の気持ちの変わり易さは度々経験してきた。哀しいかな、これからも多分そうであろう。仕方がない事であろうと諦めざるを得ないかな?論語には『子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳従う。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず』とある。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えずとは、思うままに振舞っても人としての規範を外さないようする事、------だそうである。人生100年の時代になったので、孔子より長生きできるかもしれないが、浅はかな私には難しそうである。


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